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ZINEをザインと読んだ話

正しい読み方はジンです

こんばんは、龍山香名です。

ZINEという単語を見かけました。知り合いが同人誌のようなものをつくったそうで、その宣伝をするためのツイートでした。検索してみたところ、最近は自費出版物のことを「同人誌」ではなく「ZINE」とおしゃれにアルファベットを使って呼ぶらしいことがわかりました。厳密なちがいはよくわからなかったのですが、なんとなくの棲み分けはあるそうです。もしかして最近はコミケに行ったらZINEも置いてあったりするのでしょうか。同人誌即売会ならぬZINE即売会を開催したらどんな雰囲気になるのでしょう。ちょっと気になります。

さて、そのZINEという単語を初めて見たとき、私はそれを「ザイン」と読むものだと予想しました。理由としては、英単語で最後の綴りが「ine」になる、かつ音節がひとつだけの単語については「〜アイン」と読むイメージがあったからです。たとえばfine(ファイン)、line(ライン)、shine(シャイン)など。

「音節」について、あんまり一般的な用語ではない気がしたので、大雑把に紹介します。ざっくり言うと音のまとまりのことです。何のこっちゃって感じですが、イメージとしては母音が子音で区切られる回数、声を出している間に口が動く回数です。たとえばさっき出した単語は母音だけ抜き出すとすべて「アイ」で終わるので、音節はひとつだけになります。最後の「ン」も口を動かしていますが、ここの「ン」はそんなにしっかり声に出さないので音節に数えません。たとえばshiny(シャイニー)になりますと「シャイ」と「ニー」、母音だけ抜き出すと「アイ」と「イー」がどちらもはっきり発音されるので、音節がふたつということになります。このイメージで大体いい感じに数えることができます。

ですが、ちょっと立ち止まってみると、こうやって全部大文字で何かしらの名称に使われている単語はたいていは何か他の単語から一部を抜き取ったものですし、そもそも英語ではない可能性も十分にあります。

たとえば映画の終わりに出てくるFIN。finishを略したものだとしばらく思っていたのですが、実はフランス語です。知ったときは軽くショックを受けました。ちなみに読み方はフィンではなくファンだそうです。そんなこともあり、正直薄々ちがうかもしれないとは思いつつ、そのときはわざわざ調べる気力がなかったので、まあザインってことでいいか、ということにしました。

こんなわけでザインと読むものと信じたこの単語を、この前ふとあいさかさんとの会話で出してみたところ、なんとまったく通じませんでした。相手の詳しい分野的にZINEを知らないはずがありません。ということはこれはきっとザインではないんだなと思い至り、ついに読み方を検索しました。正しくはジンと読むそうです。由来は雑誌などの意味をもつmagazineから抜き取られた「zine」。(※fanzine(ファン雑誌、同人誌)から、とする説もあるそうですが、これ自体fanとmagazineが組み合わさった単語のようなので、どっちが由来かについてはあんまり気にしなくていい気がします。たぶんどっちも由来です。)

ちなみにザインと読んだことに対してだいぶウケてらしたので、読みまちがえるのも悪いもんじゃないなと思いました。ザインだとドイツ語っぽさがあるそうです。大学時代に第二外国語でドイツ語を選んだひとたちが哲学者の名言を例文にして学んだという話を聞いて、いいなあと思った記憶が蘇りました。ちなみに私はロシア語を選択しましたが、最初に学んだ文章は「私はハムスターです」でした。でももうロシア語でなんと言うのかは忘れました。

しかし、初回の思いちがいはやはり根が深いらしく、いまだに最初はザインと脳内で読み上げていますし、たぶん声に出すときもまずはザインと言うと思います。現に今この文章を読み返しているときもザインとしか読んでいません。FINもいまだにフィンと読みます。

それでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。今日も一日、おつかれさまでした。

Written by Tatsuyama, Kana
Copyright LagonGlaner and Author

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