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僕の生活、だいすきな洗濯の楽しみ

結構すきなんです。そう、毎日のあれ。

一人暮らしをし始めると、家事をしなくちゃいけなくって大変だってよく言うじゃないですか。僕自身、高校生で初めて一人暮らしをするようになったときはそう思いました。ご飯作ったり、掃除したり、洗濯したりしてると、結構時間かかっちゃって、勉強する体力を残すのが大変だった思い出があります。あ、でも家事はだいすきです。だいすきなので、語るとどれも時間がかかるけど、そうだな、今日は洗濯について話してみますね。

毎日の洗濯のこと

まずは毎日の洗濯です。

一人暮らしで毎日洗濯する人は少ないかもしれません。僕は一度ミニマリストになりかけた名残から手持ちのタオルと洋服が少なくて、それらをまわすためにもほとんど毎日洗濯します。最近は、水がもったいないなとか、時間がもったいないなと思って買い足すようになってきたんですが、まだフェイスタオルの数が足りません。そういう実際問題とは別に、精神的な欲求もあります。洗濯がすきなんです。お家に居ると洗濯機をまわしたくて、いつも心の奥が少しだけうずうず。

ライオンのハイジア(HYGIA)って洗濯洗剤を愛用してます。いわゆるコンパクト洗剤ってやつで、ちょっとの量で済みます。抗菌と防臭に強いらしく、多少の時間、洗濯機から出すのが遅れても、部屋干しでも、あまり臭くなりません。でも、どうやら2019年に廃盤になってしまったみたいなんですよね。悲しいなあ。たしかハイジアとの付き合いは、自分で洗濯用洗剤を選べるようになった高校生のときから。2012年発売開始なので、多分発売して一年以内に使い始めたんだと思います。約7年間の付き合いですよ。香りが残らなくて、抗菌作用が強くて、すきだったのにな。と思って調べてみたら、どうやらライオンのもう1つのコンパクト洗剤であるナノックス(NANOX)に吸収合併されて、「スーパーNANOXニオイ専用」なんて名前になってしまっていた。なんだろう、この、ニオイ専用のインパクト。しかも通常のナノックスが「スーパーNANOX」として販売されているので、二番煎じ感がある。ハイジアの面影がどこにもない。僕は悲しくなった。

今はまだハイジアを置いている通販や実店舗もあるから探して買っていたけど、今度からナノックス、しかもニオイ専用にしなきゃいけないのだろうか、僕は。清潔感のある明るい水色のパッケージも、紫色に変わってしまった。ああ、僕のハイジア……ごめん、商品名とパケージが変わったくらいで、落ち込みすぎだよね。でも僕にとっては長い相棒だったんだ。ぐすん。話を戻すね。

僕は洗濯をすると、気持ちが良くなるんですよね。料理もそうだと思うけど、目の前のことに没頭している間、他のことを考えなくなる。ちょっとした悩みとか。これも料理と一緒だけど、行動の結果がすぐに出るのもいい気がします。洗濯をすれば、衣類の汚れが落ちて、匂いがとれて、綺麗になる。ルーティーンワークを持っておくとメンタルが安定する、って話がありますが、僕にとって洗濯は、ひとつの好意的なルーティーンなんだろうと感じるのです。

ときどきの洗濯のこと

ハイジアじゃないほうの洗濯のお話をしますね。

洗濯表示に手洗いマークやドライマークが書かれているもののうち、実際によれそうなもの(よれに強いものはハイジアにまとめます)には、ライオンのおしゃれ着用洗剤アクロンの「フローラルブーケの香り」を使って洗濯します。あれ? ハイジアもアクロンもライオンだから、僕はだいぶライオンに傾倒していることになるな。僕も今日を愛しているから、思想が似ているのかもしれません。

ここで少し手洗いの話を。洋服や下着の手洗いって大変じゃないですか。洗面台って低いところが多いから、屈んで洗濯してると肩が痛くなったりするのが困ります。だから、本当は、本当に、手洗いも実はかなりすきなんだけど、最近はやめて洗濯機を使ってます。お家でクリーニングコースとか、そんな名前だったような気がします。

ニットなどを干すときには、100円では多分売られていないけど300円くらいから買える平干しネットを活用します。水を吸って重たいニットなんかをハンガーにかけて干そうものならば、重力で生地がのびのびになってしまうからね。

洗濯ネットのこと

で、話が繋がるんだけど、大事な小道具のひとつが洗濯ネットです。僕はタオルとよれてもいい部屋着のTシャツ以外は、全部ネットに入れていますよ。

白いタオルの毛くずが付くと目立つ黒いTシャツ、ピリング(細かいつぶつぶの毛玉)が出来ると取り除くのが難しい靴下や肌着は、よれの心配はないけどネットに入れます。細かい網目のネットに入れておくと毛くずが付きづらくって、摩擦が軽減されるからピリングにもなりにくい。あれ、もしかしてどんどんハウツー記事みたいになってる? いや、楽しみを伝えていたら具体的になってしまっただけで、これはあくまで生活の楽しみを描くエッセー。

えっと、話のつづきね。ニットとかのデリケートな衣類はそもそも洗濯の回数を減らすようにしているから、洗濯の回数が少ないです。ふだんは衣類用のスプレーで対処してるよ。このスプレーもハイジアを使ってるけど、もうどこでも売ってるのをみかけなくなった。次から改名後のナノックス ニオイ専用スプレーを買うことになりそう。付き合っていた相手としばらく会わないうちに、彼女はいつのまにか知らない男と結婚してて、苗字も見た目も変わってた。でも僕は彼女の中身を信頼してる。

つい最近まで知らなかったこと

僕ね、ほら、洗濯が楽しくてしょうがないから、それなりにいろいろと調べているつもりなんだけど、知らないことがあったんだ。最近知ってびっくりしたから、教えていい?

僕の愛用のフェイスタオルはイケウチオーガニックのコットンヌーボー2015。ワインみたいに、その年に取れたコットンだけで作る、その年のコットンの出来を楽しむタオル。面白いよね。知ってて購入したわけではなくて、雑貨屋さんでセールしているのを2018年の冬に見つけて、いいな、ちょうどいいタオル欲しかったんだ、って思って買いました。実ははじめは2枚だけ買ったんだけど、あとからもう2枚買い足した。セールのフェイスタオルは全部僕が買い上げたみたい。それぐらい気に入ったんです。でも、買ってから半年ほどは、お風呂上がりにその一枚で頭から爪先まで拭けたのが、最近は足りなくなってきた。髪が伸びたからかなーって思ってたけど、そうじゃなかった。この記事いわく、洗剤や柔軟剤に含まれる界面活性剤によって給水率がぐんと下がるらしい。そんなことってあるんだ、知らなかった。で、書いてある通りに重曹で煮洗いしたら、ほんとに吸水性が戻ったんだ。うれしいよね。

ちなみに、重曹は50度が効果マックス(うちにある重曹にも50度以上で使用しないでと書いてあった)らしい。僕は沸騰させずに15〜30分漬けておいたけど、それで効果が出たよ。あ、またハウツー記事になってる。ま、いっか。具体の積み重ねが、経験であり、経験とはエッセーなのだ。ごほん。それらしいことを言おうとがんばった訳ではないぞ。

洗濯の楽しみの内側

洗濯って、すぐに効果が出る。汚れはきれいになるし、匂いは落ちる。なんだか気持ちまですっきりする。って話を始めのほうに書いたけど、僕が洗濯がすきな理由はもっと別のところにある気がしてる。それは、洗濯が、すきなものをより長くすきでいさせてくれる働きかけだから、なんだろう。洗濯には、能動的な選択がある(ギャグじゃない)。洗濯機はあるけど、どのコースでまわすか、すすぎを何回にするか、洗剤も、予洗いも、自分が決める。

すきなタオル、すきな靴下、すきなYシャツもニットもジーンズも。それぞれにあった洗濯の仕方がある。汚れにはそれぞれの落とし方がある。ちゃんとケアしてあげたら、白くなるし、柔らかくなるし、よれは少なくなる。そういうのが、楽しい。人間同士が付き合うときのようなコミニュケーションの模索がそこにある。洗濯表示タグだけではわからない感覚。手洗い表示が付いているのに、普通にまわしてもよれないものがあれば、その逆も然り。衣類も洗剤も洗濯機も、触ってみないと、使ってみないとわからないことがある。こう考えると、洗濯というのは、衣類とのコミニュケーション手段なんだろうか。お手入れという行為は。

手洗いをするときは特に、大事にしたいものを大事に扱えていることへの安心感、みたいなものが生まれる。実感という言葉が近いかもしれない。言いたいことは混み入ったことではない。僕は以前、「生活」をテーマにしたエッセーで、こういうことを書いた。「誰のためにもならないけれど、自分が自分のためにできること」が生活なんじゃないか、と。他人に洗濯ネットを使いなさいとか、汚れは予洗いで落としなさいとか、口うるさく言おうとは思わない。ただ自分が気持ちいいこと、楽しいこと、やってみたいこと、そういうのの延長線上に、今の僕の洗濯のスタイルがある。そこには僕のわくわくとか、心地よさが詰まっている。

で、あらためて考えると、やっぱり僕は、洗濯がすきということになる。最近覚えたのは「回り始めた洗濯機の中を覗き込む行為」。これはもはや洗濯ですらなくて話がずれてしまうかもしれないけど、右に左、水流に従って揺さぶられる水中の衣類たちを眺めているのは楽しい。こどもの頃に感じたような、純粋な(と表現してもいいだろうか)楽しみというのを、僕は洗濯にまつわるあれこれに見出しているのかもしれない。

だから偶に、全部が全部オートで完璧な洗濯機が出て、それが僕の家にも来たらどうしようかなって思ったりする。まあ、そのときは新しい「働きかけ」を見つけたらいいかな。

Written by Kadekawa Mizuki
Copyright LagonGlaner and Author

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