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むずかしくてすごい「フラッと立ち寄る」ということ

「フラッと立ち寄る」にちいさくない憧れがあります。

おそらくできるひとからすれば「すれば?」という全くシンプルなアドバイスしかないだろうけれど、できない私からすると「できねえぜ……」と難色を何色も示すしかない。無能な心の剣幕である。

フラッと立ち寄るためには、「習慣」というギアを思い通りに(気分通りに?)外せるようにならなければなりません。むしろ習慣と気分の中間でみずからをあそばせる能力と言えるでしょうか。

学生時代、定期券を持つようになり定期券圏外のルートを避けるようになりました。帰りに寄りたい書店があっても、定期券ルーティングから外れるため除外です。ほぼフリーな生活を送っているいまも、仕事量がおおいので一週間の流れ、一日の流れをしっかり持ちながら生きて(しまって)います。家にいると仕事にならないので、できるだけ帰宅しづらい場所まで出かけて仕事します。集中したい度合いに応じて、ピックアップする場所は定まっています。

こうした習慣づけは得意なほうなので、「行きつけ」をつくるのは得意です。一方で、「行きつけ」は私にとって大習慣も大習慣なので、「行かなくていいとき」まで足を運んでしまうミスが発生し、個人的な違和感につながります。じぶんで心地を崩してしまうかたちです。私がご機嫌な常連になれるとしたら、行かなくていいときに行かないことができたときで、いまのところ人生未達事項のひとつです。

だから尊敬しています、フラッと立ち寄れる上機嫌な客であるすべてのひとのことを。習慣は習慣で保ちつつ、その日その日のさりげない気分を尊重できて、じぶんのために絶好のドロップイン・プレイスを見出して、上機嫌に来店できるあなたのことを。

ふだんから「柔軟な人間」であるために「習慣的なバッファ」を努力的にとるようにしているので、これを気分次第で卸せるようになればいいのではないかとも思います。ただ、気分次第で卸すってどういうことなんでしょう。ここを解明できないと十分条件にたどり着けずにルーピング。

フラッと立ち寄れるかたに言語化を求める日々です。

Written by Aisaka, Chihiro
Copyright LagonGlaner and Author

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