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最終更新日:2020-11-04 制定日:2020-11-02 バージョン:初版 はじめに

『ラゴン・ジュルナル』で使用しているレギューレーションです。なにか参考になることもあるかと思い公開しております。
 ラゴンでは、編集判断のときに議論のベースとして用いています。「正解」というイメージでは全くありません。むしろ「正解」から距離をとっていただきたいです。レギュレーションなんかがあると正解否認が難儀になるかもしれませんが、それでも正解なんか考えないでください。
 レギュレーションはあくまで編集判断を進行するときに、議論のエターナル状態を回避する目的でつくられています。つまり、なにもないよりなにかあるほうが話が進むからです。そのため、カバレッジ(遵守具合)について強く叩き込むことはありませんし、私どもでカバレッジ率をあげたいなどと意識することも滅多にないです。
 ただし、禁止行為については、深く理解していただきたいです。よろしくお願いします。

アキとツメ
字下げ 段落行頭で全角アキ。引用・会話は詰め。できるだけ text-indent プロパティで制御する。行頭約物の詰めはYakuhanJPで粘りつつ、完璧に制御することは諦める。

Webでは全角アキすると逆に読みにくいという意見もあります。ただ、私は文章の最低保証として段落行頭全角アキを信じているためレギュレーションとして採用しております。また、字下げをcssで制御する理由は、「全角スペース」が空白の文字情報だからです。あくまで字下げは字下げであって文字ではないと考えているので、できるだけ文字で行いたくないと思っております。またテクニカルな問題として、空白文字を入れた場合は後続する内容によって字下げが間延びしたりするので、いつでも1文字分をとれるようにしております。ただし、ライターからの原稿が全角スペースになっているときは、おおむねそれに従います。行頭約物の詰めについては、約物だけ半角にしてくれる「YakuhanJP」というデザイナーズフォントをお借りしつつ、現状のCSSで完璧にコントロールするのは難儀なため無理せずブラウザに従います。
(1-1)

AndroidOS端末では「YakuhanJP」が反映されておりません。

約物直後のアキ 半角スペースを用いる。

日本語組版では全角アキを入れるので、開設当初はなにも考えず全角アキを入れていたのですが、Webだとアキが目立ってざわつくため半角スペースを採用しております。ただこちらも著者のテイストに従います。
(1-2)

段落と段落のあいだのアキ PC(2文字分)、SP(24px)、できればアキをとる。小説や小説風エッセーの場合はとらない。

Webの横書き長文を読みやすくするために段落に大きく余白をとっています。ただし、著者の原稿にできるかぎり合わせます。アキをとらない著者もすくなくないので、ベースとして行の高さをすこし高めにとっています。
(1-3)

記号
カギ括弧 文脈を背負っていることばには(できれば)カギ括弧を使用。会話やセリフは任意。

ラゴンでのもっとも大事な用法として、特殊な文脈のなかにあることばは、できるだけカギ括弧か、それに近いものを用いてもらいたいです。こどもが一年前のことを「昨日」と言って大人がなんのことだろうと困惑するように、書き手と受け手でイメージしていることがおおきく異なります。大人は「それは一年前だ」とあたまごなしに訂正するでしょうけれど、こどもにとっては「昨日」です。生きている時間、感じている世界がちがうことの証でもあります。そのギャップを肯定したいし、大切にしたい。だからこそ、私にとっての意味や文脈が盛り込まれているよ、という合図としてカギ括弧を付与してもらいたいと思います。無理強いはしません。
(2-1)

二重カギ括弧 タイトルや作品に使用。抽象的・心理的な意味合いが込められている場合は、あえて使用しないことを推奨。カギ括弧内のカギ括弧としても使用。

オールドスクールな組版を尊重します。とはいえなんでもかんでも二重カギ括弧をつけるのではなく、著者がそのタイトルや作品に特別な意味合いやメンタルなニュアンスを注いでいる場合は、二重カギ括弧のきっちり感が逆に邪魔になるためつけないことを推奨しております。
(2-2)

表記 括弧、感嘆符、疑問符、反応のト書き・モノローグ(たとえば「(笑)」「(一同うなずく)」など)は全角。単位はカタカナ表記、「%」は全角でもカタカナでも可。

前述の通り「YakuhanJP」を使用しているので詰めがちょうどいい全角を推奨しております。
(2-3)

記号の順位 本文と関わりが深いほうを優先して前につける。括弧は内側から丸括弧、角括弧、波括弧→{ [ ( ) ] }

感嘆符と疑問符とト書きは、感嘆符疑問符のほうを本文に近づけ、ト書きを後回しにします(「〜でした!(笑)」)。
(2-4)

二倍系 原則、すべて二倍にする。

ダッシュは「U+2015 HORIZONTAL BAR」を二倍で使用、三点リーダーは「U+2026 HORIZONTAL ELLIPSIS」(……)を二倍で使用します。三点リーダーが仮想ボディの中央にくるフォントを優先して使用したいですが、ブラウザの環境などによってはベースライン上にくることもあります。この実装依存については諦めております。中黒三連打(・・・)も許容しておりますが、世間体のために一声おかけしております。欧文の場合は欧文組版にならってエリプシスを用いますが、三点リーダーでも許容しております。
(2-5)

二倍ダッシュには「letter-spacing: -0.1em; padding: 0 4px;」のcssを与えています。

外来語の分かち書き 慣例推奨、とはいえ定めなし。

一般的にはスペースに対して中黒(・)、ハイフンに対してダブルハイフン(゠、U+30A0 JIS 1面3区91点)を当てがちですが、定めずに自由とします。分けたくないものは分けなくてもよいです(たとえば私は「メメントモリ」を分けずにひとつの名辞として捉えているので中黒を入れませんが、逆にもともと一単語の「ソフトウェア・ゴア」は読みにくいしわかりにくいと考えて分けてます)。なにごともなければ慣例にのっとることをおすすめします。ダブルハイフンが等号や下駄文字になっている場合はお声かけします。英文の斜めダブルハイフン(U+2E17)ももちろん許容です。また、分かれていないのに分けている場合は一声かけます。
(2-6)

4桁以上の数字 原則、3の倍数の直後をカンマで区切る。

「1,000円」など。
(2-7)

ことば
漢字の開閉 形式名詞、形式動詞、形式形容詞、機能語、和語の難読副詞がひらがな書き推奨。専権は著者。

できるだけ一般的な国語の読みに近づけたいという思いがあり、ひらがな書きされやすい種類については開く依頼を出すことがあります。文体を意識して依頼を出さないこともよくあります。言わずもがな専権は著者にあります。
(3-1)

例)「言ったこと(事)にする」「よく遊んだもの(物)だ」「はず(筈)だったのに」「するわけ(訳)がない」「聞いたところ(所)で」、「でき(出来)なかった」「してみ(見)よう」、「読んでほ(欲)しい」、「とい(言)う出来事」、「つくづく(熟)」などなど。そのうち一覧化します。

使い分け 正解は用意せず、細かく意見交換。校正者として一般的な読みに近いものを提案。

「履く」と「穿く」、「出会う」と「出合う」、「引かれる」と「惹かれる」と「魅かれる」、「ずくめ」と「づくし」、「良い本」と「してもよい」、似ているようで微妙にニュアンスが異なっていたり、ことばの微差にできるだけ着目します。書籍や新聞の用字、文化庁の調査、いくつかの国語辞典などを頼りに慣例を提案します。言わずもがな、専権は著者にあります。
(3-2)

ら抜き・い抜き すべて許容。

一部のひとの不興を買うのは承知ですが、カジュアルだと思っています。ライターから個別に指摘依頼があった場合はチェックします。
(3-3)

ら入れ・さ入れ ほぼすべて許容。なにかしらの祖語につながりそうなときだけ、ライトに確認出し。

過剰修正もことばの一種だと思っています。それゆえ同前ですが、齟齬があって難儀な場合は確認だけします。
(3-3-2)

社名・プロダクト名 できるかぎりオリジナルや正式名称に一致。正式名称だときっちりしすぎて逆に異常系になってしまう場合は配慮しながら慣例にならう。略称も認める。敬称は非推奨。

よくあるのが「Youtube」「twitter」「word」「yahoo」「Wordpress」「PRTIMES」「photoshop」などの細かい誤記です。名前を出すからには失礼のないよう努めたいです。また、「何何社さん」のように法人格に敬称をつけることは、媒体と企業の親しい間柄を誤解させやすいためどのライターにも推奨していません。ただし、推している企業やメーカーに感謝を告げるような文脈では可です。
(3-4)

人名・肩書き 呼び捨て非推奨。ただし、「逢坂1991」のような論文名、「逢坂の法則」のような名称化しているものなどは可)。肩書きはどうしても必要なときのみ可。

「さん」「氏」などが一般的です。
(3-5)

表記統一・送り仮名 本文内で違和感ないように表記統一。無理して過剰修正しない。送り仮名もライターの感覚を尊重する。

表記揺れを根絶するという方向性ではありません。表記も表現と考えている読者のために均しておくことを目指しております。
(3-6)

方言 まったく気にしない。ただし、悪意の感じられるものについては強く修正。

東京方言も方言として考えます。
(3-7)

片言カタカナ表現 非推奨。意図がある場合はご相談。

「トーキョーエキハドッチデスカ」などのカタカナ書きは排他的なニュアンスがぬぐいきれないため、媒体のトンマナに合わないと考えております。
(3-8)

重複表現 ほぼすべて許容。

むしろ重複を意識してしたくもない表現に変更しないでもらいたいと思っております。
(3-9)

外来語の音訳 できるだけ慣例に合わせつつ、更新もかけていく。逸脱する場合は慎重に。

気にならない場合がおおいので流しがちです。とはいえ、「ニューヨーク」のことを発音に近づけて「ヌーヤーク」とされると読みにくさが表現を超えてしまって損なうこともあるので、そのあたりを意見交換するかたちになります。
(3-10)

略語 慣例的なもの(電卓・漢検・演歌など)、文脈・表現に必要なものなどは許容方向。一意ではないもの(Wiki・USB・スーパーなど)、差別的なニュアンスが拭えないもの(バーテンなど)は非推奨。

略語は内輪のノリになりやすいですが、一方で独特の豊かさを持っています。どちらを優先するかそのときどき見ながらになると思います。
(3-11)

語尾 まったく気にしない。文末が気になる場合は、文末以前の改稿が必要。

ときどき一文ごとに文末や語尾を変えなければならないとしているプロダクションもありますが、ラゴンでは特段どうこういうことはありません。仮に文末の処理でなにか言わなければいけないとしたら、文末以前に文章の精彩もテンポも死んでいるはずなので改稿依頼かボツ依頼をいたします。個人的に文末処理を意識することはまったく問題ありません、美意識が宿ると思います。
(3-12)

まわりくどい丁寧語 とくに問題なし。

たとえば「〜させていただいております」「〜というかたちになっております」など。ひとつの文体やテイストだと思います。
(3-13)

物議になる修飾語や惹句 全面的に非推奨。

「美しすぎるアスリート」などの炎上につながりやすい修飾語、「豪華メンバー」などの旧式構造が背景にありそうな惹句などが念頭にあります。頭ごなしに編集することはなく、なぜ必要だったのか、なにが豪華なのかなど意見交換したいと思います。
(3-14)

リーガル
Wikipedia引用 Wikipediaの推奨方式に必ず従う。

いちばんよくある引用がWikipediaです。かならず「Wikipedia:ウィキペディアを引用する」(https://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%92%E5%BC%95%E7%94%A8%E3%81%99%E3%82%8B)を参照するようお願いしております。
(4-1)

書籍引用 主従の徹底、一字一句の確認、版と刷の明記。

同前、できるだけきっちりやる。
(4-2)

もじり・パロディ 完成した表現になっている場合は許容。未熟なもの、悪意のあるもの、フリーライド意識に支えられているものなどはすべて却下。

もじり・パロディ文化は好きです。だからこそきっちりやりたいという思いがあります。
(4-3)

登録商標 文中でレジスターマークはつけないが、サイトとして一箇所にまとめて記載しておき、商標権侵害の意志が無いことを明記する。また、校正の努力義務。

最近、プログラミング言語の「Python」が登録商標であることを知りました。勉強・リサーチ不足です。校正の努力義務を自らに課します。
(4-4)

禁止
禁止行為 煽り、見下し、冷笑、軽蔑、侮蔑、卑賤視、必要のない憐憫、決めつけ、断罪、悪口、誹謗中傷、批判によるガス抜き、差別、ヘイト、優位意識の表現、上下関係の措定(「テストに出ますからね」など)。

ライトなものも含めて禁止です。軽く茶化すときでも最大のバランス感覚でお願いします。また、ここでの「差別」「ヘイト」というのは個人的な感情ではなく社会学的な意味です。
(5-1)

その他
日付時間の相対化 許容、ただし編集で補足を入れる可能性もあり。

たとえば「昨日」「3時間前」など。テキストは非同期的ですが、記事単位でおおまかにいつのものなのかわかるため注釈や補足は入れない方向です。どうしても必要なときに「いついつの記事です」と補足します。こうした編集的注釈は文章を損なうと思っているので、できるだけ入れないで済ませたいです。
(6-1)

時限のある表現 メンテナンスコストが高いため非推奨、ただし表現上どうしても必要な場合などは可。使用する場合は、編集のほうで記事公開時の表現であることを注釈する。

たとえば、これを書いているときは「菅総理」ですが、そのうち「前総理」になり、そのあと「元総理」という表現に変わります。そのためメンテナンスしなくてもいいように「現時点での」と注釈しますが、余計な注釈が入るとつまらない文章になるため非推奨です。
(6-2)

ターゲット ターゲットとして意識してもらいたいのは自分自身が読みたいかどうかのみ。

それ以外はとくにないです。もしターゲッティングした記事をつくりたい場合は、私のほうで明確化したうえで企画をご相談すると思います。
(6-3)

ギャグ線 大歓迎。滑っている場合はふつうの編集行為としてお声がけ。他人を貶めて笑いにするものは禁止。

ウケ狙っていきましょう。
(6-4)

追加項目(2020-11-04)
特定の宗教的表現 最大の配慮のもと許容。

よくあるのは「メリークリスマス!」「ハッピーハロウィン!」など。
(7-1)